「ブリットポップってどんなバンドいたっけ?」と思って色々ググってみたら「そういや、スーパーグラスっていたな」と思い出しwikiを見てると様々な年代のアーティストからリスペクトされている模様。1stアルバムは聴いたことなかったので早速聴いてみることにしたのだが、全ての曲で聴ける60年代サーフポップのようなボーカルラインと随所に盛り込まれる初期ビートルズ的なハモリコーラスが印象に残った。ギターサウンドは結構歪んでおり、ざっくり言うとアグレッシヴな「パンク風」サウンドなのだが全曲を聴いた後に「ハードな音楽」を聴いたという感覚はなくメロディックなボーカルラインやハーモニーがしっかり残っている。
恐ろしいポップセンスを持っているとしか言いようのない良質なボーカルラインの数々。このポップセンスをシンプルなギターロックだけにとどめておくのはどう考えても惜しいと感じる。口の悪いノエル・ギャラガー(オアシス(Oasis))が「まともなバンド」(wiki)と評していただけはある。
「曲解説」
1 I’d Like to Know
ザクザクした質感のアグレッシヴなバンドサウンドにドアーズのようなキーボードが乗り、随所に挿入される「フ〜 ラ〜ララ〜ララ〜」というボーカルラインはポップセンスの塊。
2 Caught By the Fuzz
オルタナっぽい「静」→「動」のダイナミズムを活かした曲。ヴァース部分ではエフェクトをかけた囁くようなボーカルだがサビでは日本人の琴線に触れるボーカルラインが聴ける。日本語に変換してJ-POPアレンジしていたら90年代に日本で大ヒットしていたと思われる。
4 Alright
終始ピアノのミニマムな音の連打が鳴り響き他の曲と比べると少し落ち着いたボーカルラインが特徴。1stシングルとしてリリースされた曲らしいが「あまりシングル向けではないのでは?」と思い、歌詞の和訳をググってみたら「若さに任せて走る。チャリで」という内容。このあたりが英国受けするユーモアというやつでしょう多分。」
9 She’s So Loose
UKバンドらしい「どこまでも続く曇り空」のようなアコギによるマイナー調のコードストロークで進行されボーカルの歌声も他の曲よりもどこかメランコリックな質感がある曲。途中でアンプのハウリングが入ってきたことを境に少しテンポダウンして最小限の音数によるギターソロが飛び出す。
10 We’re Not Supposed To
「幼児向けアニメを5倍速」にしたようなコミカルなSEではじまる。アコギによるミニマムなフレーズが繰り返される曲で曲中では「アニメの登場人物」である子供の笑い声が所々挿入され遊び心がある。