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live at the indoor
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検索結果59件

タグ「J-ポップ」のレビュー

グランジロック的なダーティーな質感をTKサウンドに反映した2ndアルバム「FACES PLACES」から約1年後にリリースされた3rdアルバム。

前作ほどではないがギターサウンドを多くの曲で導入しており、エレクトロサウンドに「90年代US/UKギターロックからの影響」を反映させている。サビで「華やかに弾けるボーカルライン」はTKサウンドを象徴する重要な要素の一つだが、本作に収録されている多くの曲のボーカルラインは良くも悪くも「これまでとは異なるテイスト」であると感じる。

この「これまでとは異なるテイスト」が「意図したもの」なのか?!それとも「才能の枯渇」によるものなのかは正直、次作以降を聴いてみないとよく分からないが、本作と1st2ndを比べると「ポップ・ミュージックとしてのインパクト」にやや欠ける内容となっている事は間違いない。

本作ではほとんど全ての曲の作詞をTKとマーク・パンサーが共作しており「7 I’m bad」に関してはメインボーカルまでマーク・パンサーが務めており気怠く味のあるボーカルを披露している。独自のラップ・TKに全幅の信頼をよせられる作詞のセンスetc。マーク・パンサーはアーティストとしてもっと評価されるべきなのでは?!

    「要点」

  • ・本作ではほとんど全ての曲の作詞をTKとマーク・パンサーが共作。
  • ・独自のラップとTKに全幅の信頼をよせられる作詞のセンスetc マーク・パンサーはアーティストとしてもっと評価されるべきなのでは?!。

「曲解説」

2 UNDER Your Sky

「盛り上がりそうで盛り上がらない」珍しいボーカルラインをもつ曲。ギターサウンドをフィーチャーしているが、前作「FACES PLACES」のような「ダーティーな歪み」サウンドではなくどこか浮遊感を感じるサウンドとなっている。
3 Love again

「たくさんの人と情報が交錯するオフィス街」のような華やかさと冷たさを感じるエレクトロポップ。歌詞の内容は「過去の恋愛相手が忘れられずにまたハマってしまった」というもので「じゃれてるだけでも時間がすごく経ってる」というラインは恋愛に盲目的な10代の時によく感じる感情である。
4 YOU ARE THE ONE

サンプリングしたファンキーなシャウトを効果風にループさせているトラックが印象的な曲。小室ファミリーの売れっ子たちが集まりレコーディングされており、様々なアーティストのボーカルが堪能できるボリューム満点の曲となっている。歌詞は恋愛ではなく友情をテーマにしていると思われ「古い付き合いで色々あったけど結局憎めない唯一無二なアイツ」の事を歌っている。
5 Nothing ever makes me happy

「内省的なUKロック」のように「どんよりした曇り空」のフィーリングを感じる曲。歌詞は「部屋で一人様々な思考を巡らせてメランコリックな気分に浸っている」というイメージで主人公の精神状態はあまり良好なものではないが、コロナ渦で「孤独が当たり前になった人」が多く発生した現在では、共感できる人が多い歌詞なのかもしれない。
6 two keys

「5 Nothing ever makes me happy」同様に「どんよりした曇り空」のような雰囲気を感じるエレクトロ・ロック。KEIKOのボーカルは得意のハイトーンを活かしたものとなっている。歌詞は「終わったばかりの恋の断片」を振り返り、メランコリックな気分に浸っているというもの。「カラスが空を染めていく」というラインは絶望的な心境を端的に表現している。
7 I’m bad

オルタナティヴロックからの影響をダイレクトに反映したロックチューン。メインボーカルはマーク・パンサーが担当しており気怠く味のあるボーカルを披露している。
10 Open Wide

「チルアアウト」のようなまったりとした雰囲気があるエレクトロチューン。KEIKOのボーカルには一部ボーカロイド的なエフェクト処理が施されている。
11 Wanderin’ Destiny

「真夜中」のようなディープさとスペーシーな浮遊感を感じるヒットシングル。リズムは力強いインダストリアルビートとなっている。歌詞の内容はタイアップされたシリアスなドラマの内容とリンクしており「年の離れた相手に対して秘めていた恋愛感情独白する」ような内容となっている。永遠の友情と愛情を同時に感じる事は、非常にレアであると思われる。「昔から自分の近くにいた人物に対する思い」をテーマにしているのだろうか?!

グランジロック的なダーティーな質感をTKサウンドに反映した2ndアルバム「FACES PLACES」から約1年後にリリースされた3rdアルバム。 前作ほどではないがギターサウンドを多くの曲で導入しており、エレクトロサウンドに「90年代US/UKギターロックからの影響」を反映させている。サビで「華やかに弾けるボーカルライン」はTKサウンドを象徴する重要な要素の一つだが、本作に収録されている多くの曲の

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ニルヴァーナやUSグランジのから影響を反映させたグローブ(globe) の傑作2ndアルバム。

「誰かに依存したい気持ち」を赤裸々に吐き出している「3 FACES PLACES」人間の暗部を当時の流行であったプリクラに絡ませて描いている「10 a picture on my mind」など、生々しい感情を言語化し歌詞にしている点が大きな特徴である。

サウンドはグランジからの影響を見事にTKサウンドに反映させており、ポップ・ミュージックとしてのクオリティーを落とす事なくロック的な「ダイナミズム」を曲に反映させている。「売れたらいいな」ではなく「売れなくてはダメ」という強烈なプレッシャーの中で制作されたアルバムではあるが、本作に関しては一部の曲を除いては「ナチュラルにTKがやりたい事をやっている」作品であるという印象をもつ。

本作はTKプロデュース作品の中でも最も90年代のグランジロックに接近している異色作と言えるのではないだろうか。

    「要点」

  • ・ニルヴァーナやグランジのからの影響を反映させた異色作。
  • ・ポップ・ミュージックとしてのクオリティーを落とす事なくロック的な「ダイナミズム」を曲に反映させている。

「曲解説」

2 DEGENERATE

「真夜中のオフィス街」のような冷たい音響とミニマムな電子音のループが印象的でKEIKOとマーク・パンサーによるラップも披露されるアッパーチューン。曲を通して「弾けたい気分だけど、あえてクールを装っている」ような冷静さを感じさせる。
3 FACES PLACES

グランジロックをグローブ(globe)流にアレンジしたような曲で「濁った水」のような歪んだギターサウンドを大胆にフィーチャーしている。歌詞は「赤裸々」という形容がよく似合う内容となっており「恋愛や異性に依存しないと生きていけない女の痛々しい叫び」のようだ。この曲で聴けるKEIKOのハイトーンボイスは鬼気迫るものがある。
4 Is this love

「都会の狂騒を抜け出した」ような開放感を感じるバラード。歌詞は考えさせられる内容で「物事がうまく進まない状況」「変わり続ける時代」「答えは明日また変わる」だけど「優しい人が好き」なんだと独白する。
6 a temporary girl

「空を飛んでいる」ような浮遊感とオリエンタルな音響が心地よいテクノポップ。歌詞は「ふとした時に頭に思い浮かんだ言葉を無造作に並べた」ようなものとなっており新鮮だ。歌詞に「この頃、やさしい曲が好き」というフレーズが登場する。この頃の小室哲哉は激務とストレスから癒しを求めていたのであろう。
7 Because I LOVE the NIGHT

ミニマムなギターリフが印象的でグランジからの影響をポップソングに反映させている曲。歌詞はファンキーな内容で世紀が変わるまでの後4年間で「やれる事をやっておこう」という内容。サビの中に「どこか飛んでいったり」「健康でいたいから」というワードが同居している点がとてもユニークだと思う。
10 a picture on my mind

「深夜」のようなディープさと暗さを感じるグローブ(globe)流グランジ。歌詞は「人の中に紛れて表面的には楽しく振舞っているけど本当は1人になるのが怖いだけの弱い自分」にスポットを当てたディープな自問自答。プリクラを歌詞の世界観と絡めている点がなんとも心憎い。
11 FACE

「持て余している激情」を美しいメロディーにのせて吐き出す代表曲。サウンドは浮遊感を感じるディレイギターとアーバンなピアノが主となっているが「激しくエモーショナルなギターロックの名曲を聴いた後」のようなヒリヒリ感を感じる。「バス停でおしゃべりしている学生」と「悩みしかない自分」を比較している歌詞が秀逸である。
12 Can’t Stop Fallin’ in Love

「いつもは指輪を外していたのに」「人には話せない、誰かに話したい」というラインが「不倫」を連想する名バラード。「正義も勝てないこの世で一つ」の愛(LOVE)について語るマーク・パンサーのラップは名演である。

ニルヴァーナやUSグランジのから影響を反映させたグローブ(globe) の傑作2ndアルバム。 「誰かに依存したい気持ち」を赤裸々に吐き出している「3 FACES PLACES」人間の暗部を当時の流行であったプリクラに絡ませて描いている「10 a picture on my mind」など、生々しい感情を言語化し歌詞にしている点が大きな特徴である。 サウンドはグランジからの影響を見事にTKサウンド

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日本のポップ・ミュージックを音楽を語る際に避けて通れない2つの才能が共演した記念すべきヒットシングル。ポップでちょっとフザけたタイトル「この2人が共演したらまあこうなるだろうな」というリスナーのイマジネーションそのままの音楽となっている。

歌詞そのものに深い意味はないと思われるが「他人の目を気にして生きるなんてクダラナイことさ」というラインは、当時多くのティーンエイジャーに勇気を与えたに違いないと思われる。清涼感あふれるスペーシーなシンセサウンドの上を「ザクっ」としたギターサウンドが切り裂くサウンドはYMOサウンドと比較すると「オーソドックスなロック色」が強いと感じる。

忌野清志郎+坂本龍一の2人のようにポップ・ミュージック界で「この二人が絡んだら面白いだろうな」という単発的な企画が実際に実現したケースは筆者が知る限り「桑田佳祐+桜井和寿」と「小室哲哉+YOSHIKI」位である。この2ユニットも「忌野清志郎+坂本龍一」同様に良くも悪くも「この2人が共演したらこうなるだろうな」というリスナーのイマジネーションに近いサウンドとなっている。

ビッグネームの共演というのはお互いのファンの期待に応えないとイケナイ点やレコード会社のビジネス的な期待があるから案外「面白い化学反応」は期待出来ないのかもしれない?!このような単発企画ユニットは曲をリリースした後よりも「結成した時に得られるワクワク感」が何より楽しいのかもしれない。

    「要点」・日本のポップ・ミュージックを音楽を語る際に避けて通れない2つの才能が共演した記念すべきヒットシングル。

  • ・このような単発企画ユニットは曲をリリースした後よりも「結成した時に得られるワクワク感」が何より楽しいのかもしれない。

日本のポップ・ミュージックを音楽を語る際に避けて通れない2つの才能が共演した記念すべきヒットシングル。ポップでちょっとフザけたタイトル「この2人が共演したらまあこうなるだろうな」というリスナーのイマジネーションそのままの音楽となっている。 歌詞そのものに深い意味はないと思われるが「他人の目を気にして生きるなんてクダラナイことさ」というラインは、当時多くのティーンエイジャーに勇気を与えたに違いないと

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「1 それが大事」
「売れるポップ・ミュージックのパターンってどのようなケースが何かあるかな?!」と、ふと考えてみたところ主に次の3つのパターンに分類できる事に気付いた。

①世の中の多くの人が求めているサウンドを分析して早過ぎず遅過ぎずのタイミングでリリースするケース →WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント(single) / H Jungle with t 1995年などはドンピシャでこのケースに該当する。都会に住むティーンエイジャーが求めるノリの良いダンスミュージックが圧倒的に不足していた時代にジャングルを大胆に反映させたサウンドを世の中に提案。

②これまで誰も鳴らしていない誰も聴いた事がない音を鳴らすケース →2000年に音楽シーンに大きな衝撃を与えたKid A/レディオヘッド(Radiohead)2000年などが代表的なケースである。「音楽マニアのアーティスト」が商業性無視で自分たちの作りたいものを作り「その斬新さ」が「コアな音楽ファン」の圧倒的な支持を得るというアーティストとして最も理想的な形である。

③リスナーの共感できる言葉を盛り込み感情に訴えかけるケース →Automatic / 宇多田ヒカルなどが代表的なケースであろう。歌詞の中に出てくる「7回目のベルで受話器をとった君」というフレーズには当時、多くのティンエイジャーが共感を覚えはずだ。またポケベルが鳴らなくて / 国武万里なども当時流行した「ポケベル」というワードを前面に押し出したストーリー設定でヒットした。

この3パターンの中で一番難しいのは言わずもがな②である。 この②のパターンでセールス的に成功したアーティストは言わば「神レベル」のアーティストである事が多い。

①のケースを実現できるのは小室哲哉や小林武史のように大手レコード会社に所属している秀才型のプロデューサーである事が必然的に多くなる。データを活用したトレンド分析を行い、様々な角度から世の中が求めているサウンドを導き出す。情報量がモノを言うケースだ。

では③のケースはどうであろうか?!このケースもリスナーが共感する「ストーリー設定」や「ワード設定」の難易度は非常に高く①同様に緻密なマーケティング活動が必要になると思われる。やはり音楽作品でヒットを飛ばす事が並大抵ではない。

このように頭の中で様々な思考をめぐらせていると、ふと「それが大事」というかつて爆発的なヒットをマークした曲の事を思い出した。 シンプル極まりないタイトルから戦略性とは良くも悪くも無縁なものであろうと思って恐る恐る歌詞に目をやると、そこには「売れて当然」の実にシンプルなマジックが隠されていた。

「負けない事」「投げ出さない事」「逃げ出さない事」「信じ抜く事」それが一番大事。

人にとって「一番大事な事」は当然異なる、であれば「誰でも共感できる」ように「それ」の対象をを分散・細分化させれば良いのではないか?!このような方法論である。

「それが大事」はレコード会社から契約解除を告げられるギリギリの状態で作成された(wiki)このような「絶対に売れなければならない」状況は「売れるポップ・ミュージック」を作るという観点で言うと悪くない環境かもしれない。

追い詰められると人はとんでもなく知恵を働かせるものである。

    「要点」・人にとって「一番大事な事」は当然異なる、であれば誰でも共感できるように「それ」の対象をを分散させれば良いのではないか?!このような方法論である。

  • ・「絶対売れなければならない」という状況は「売れるポップ・ミュージック」を作るという状況においては悪くない環境かもしれない。

「1 それが大事」 「売れるポップ・ミュージックのパターンってどのようなケースが何かあるかな?!」と、ふと考えてみたところ主に次の3つのパターンに分類できる事に気付いた。 ①世の中の多くの人が求めているサウンドを分析して早過ぎず遅過ぎずのタイミングでリリースするケース →WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント(single) / H Jungle with t 1995年など

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様々な音楽ジャンルからの影響をサウンドに反映させた1stアルバムと比べてシンプルなサウンドとなっており「ブルース」や「ハードロック」的な熱量が印象的なアルバムとなっている。

また1stアルバム以上に原由子のピアノサウンドがフィーチャーされており「非売れ線サウンド」な曲の中でもポップネスを感じる事ができる一つの大きな要因となっている。

「7 気分しだいで責めないで」は名曲「勝手にシンドバッド」同様にラテン調であり、 桑田佳祐(vo)独自の「しゃがれた巻き舌歌唱」と奇跡の相性をみせ本アルバムでも特筆すべき曲となっている。 桑田佳祐(vo)の歌声はバラードにありがちな「湿っぽさ」「暗さ」を良い意味で見事にかき消し曲に「圧倒的なポップネス」を与える魔力がある。

国民的ラブバラードと言っても過言ではない名曲「10 いとしのエリー」に関しても桑田佳祐(vo)が歌うと「ラブバラード特有の非恥ずかしさ」が消去されポップソングらしい「楽しさ」が強調されている。

    「要点」

  • ・「7 気分しだいで責めないで」は名曲「勝手にシンドバッド」同様にラテン調であり、桑田佳祐(vo)独自の「しゃがれた巻き舌歌唱」と奇跡の相性をみせる。
  • ・名曲「10 いとしのエリー」に関しても桑田佳祐(vo)が歌うと「ラブバラード特有の非恥ずかしさ」が消去されポップソングらしい楽しさが強調される。

「曲解説」

1 お願いD.J.

「爽やかな早朝」を連想する軽やかな曲で「水滴」のような透明感を感じるピアノサウンドが印象的であり、ちょっと狂ったDJの語りがフィーチャーされている。
2 奥歯を食いしばれ

「濃厚なコーヒー」のような桑田佳祐(vo)のしゃがれ声がリスナーの鼓膜にまとわりつくブルージーなロックソング。ギターサウンドはオールドスクールなハードロック風でウォームな響きである。中盤以降は「レゲエ的な揺らめく音響」が強調されるという展開を見せる(3:20〜) 本格的にレゲエサウンドに移行、桑田佳祐(vo)の歌声は「愉快な夢を見ている老人」の独り言のようである。
3 ラチエン通りのシスター

「夕暮れ」を思わせるハーモニカが印象的なバラード。ミニマムでシンプルなリズムアプローチの上で桑田佳祐(vo)が伸びやかなボーカルラインを歌い上げる。この曲の歌詞は桑田佳祐がかつて交際していた女性をモデルに書かれたらしい(wiki)が、サビの歌詞「彼氏になりたきゃどういうの」というフレーズを後に妻となる原由子が歌っているのには何とも言えない気まずさを感じる。
6 アブダ・カ・ダブラ (TYPE 2)

牧歌的な雰囲気とタイトル通り「アラブ的な賑やかさ」が同居する曲となっており、ホーンサウンドが濃厚な雰囲気を演出している。
7 気分しだいで責めないで

ラテン的なノリの良さを感じるロックチューン。サウンドは非売れ線でルーズなハードロック調ではあるのだが、桑田佳祐(vo)が歌う事で唯一無二のポップネスを放つ曲となっている(1:25〜)ギターソロは「チープな西部劇をヘヴィメタルにした」ようなイメージの音である。
8 Let It Boogie

アーバンな雰囲気と「田舎」のようなのどかさが同居しているノリノリのポップチューン。歌詞はエロい系で「やりたい放題」(2:04〜)「ロックンロール!」というご機嫌なシャウトが登場しそのままギターソロになだれ込む。
10 いとしのエリー

ディープなベースラインを中心に展開されるサザンオールスターズ(Southern All Stars)の代表曲。歌詞は「エリーとの恋を最後の恋」にしたいと願う主人公が、愛するエリーに対してシンプルに真っ直ぐな愛情を歌うというシリアスな内容だが「歌が上手い酔っ払い」桑田佳祐(vo)が歌うとラブバラード特有の気恥ずかしさが消えてポップソングらしい楽しさが強調されるのである。

様々な音楽ジャンルからの影響をサウンドに反映させた1stアルバムと比べてシンプルなサウンドとなっており「ブルース」や「ハードロック」的な熱量が印象的なアルバムとなっている。 また1stアルバム以上に原由子のピアノサウンドがフィーチャーされており「非売れ線サウンド」な曲の中でもポップネスを感じる事ができる一つの大きな要因となっている。 「7 気分しだいで責めないで」は名曲「勝手にシンドバッド」同様に

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