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reviewer:kj3(ケージェーさん)
新卒でアルバイト求人広告のメガベンチャーに入社
35歳でwebエンジニアに転身、本作サイトを自作
60年代、NW、オルタナ、UK、エレクトロニカなど
洋楽・邦楽問わずになんでも聴きます
最近はソウルに興味あり,継続的な更新を心がけます
「要点」
「曲解説」
「要点」
「曲解説」
メジャーレーベルから初めてリリースされたバンプ・オブ・チキン(BUMP OF CHICKEN)の3rdアルバム。インディーズ時代に提示したバンプの世界観を「よりポップにそしてディープに進化させた」内容となっており、代表曲「2 天体観測」を筆頭に今作でも藤原基央(vo)特有のストーリー仕立ての歌詞の世界が珠玉の輝きを放っている。 自分自身の信念を「揺れる白い花」と形容し文学的に表現している「5 ハル
「要点」
「曲解説」
前作「SMILE」からの流れであるアナログでシンプルなサウンドを響かせつつ、エモやポップパンクをルーツにもつアーティスからの影響を感じられる突き刺さるサビのボーカルラインが印象的な10thアルバム「AWAKE」。 名曲「3 叙情詩」に流れる「強烈な和」の響きや「4 TRUST」の無国籍感などは新機軸であり、「11 星空」「12 twinkle, twinkle」などは「メランコリックな質感の曲をポ
「要点」
「曲解説」
「人間の暗部」や「ある種の残酷さ」をテーマにしている歌詞が印象的な曲(3 乗車権 、4 ギルド)とストーリー仕立てでリスナーに熱いエールを送るバンプ・オブ・チキン(BUMP OF CHICKEN)らしいギターロックが同居している4thアルバム。 オリコン初登場1位をマークし「新世代のギターロック・アーティスト」の代表に上り詰めた記念すべき作品。前作「jupiter」でも才能を遺憾無く発揮していた藤
「要点」
「曲解説」
スピッツ(SPITZ)のキャリアの中でセールス的に最も成功した6枚目のアルバム。全曲を通して草野マサムネ(vo)のメロウで透明感ある歌声が響き渡り、どのようなサウンドやテンポであってもバカボンのパパのように「これでいいのだ!」状態でスピッツ(SPITZ)の音楽となっている。 失礼な話だが「2 涙がキラリ☆」などの曲は他のボーカリトが歌た場合、そこまで売れないのでは?!と思われるのだが草野マサムネ(
「要点」
「1 TELL ME」 「新学期のような期待感」と「きらめく宇宙」を感じる軽やかなポップロックで。歪んだギターサウンドは控えめでキュアー(CURE)のような空間系サウンドが印象的である。歌詞の内容は思春期男子に向けられたものだと思われ「幻覚に踊る体」「心とは裏腹のパントマイム」などのラインは、周囲の気をひきたくて「本当の自分ではない役を演じているヤンキー少年」を連想させ、この1曲だけでもhideが
「要点」
「曲解説」
hideの死後に発売された傑作サイボーグロックアルバム。 ヘヴィでハードなサウンドに「おもちゃ」のようなポップネスを与えるhideのセンスは今作でも健在だが今作の最大の魅力は「頭の中に鮮明なストーリーがイメージできる詞の世界観」にこそあると思う。とりわけ「4 PINK SPIDER」の歌詞は秀逸で「閉ざされた狭い世界でしか生きられない者に対するアイロニーな歌詞にはhideの底なしの才能を感じる。h
「要点」
「曲解説」
前作から続く実験性を更に推し進め全体から「心地よいナチュラルな虚無感」を感じる事ができる神作。本作で聴く事ができるエレクトロニカ・ポストロックを通過した独自のサウンドは確実に当時の世界の最先端であったと思う。 「いっそ悪いことやってつかまってしまおうかな」「金もったら変わるんかな?!」などという身も蓋もない虚無感・諦念を淡々と吐き出す「1 GUILTY」。 レディオヘッド(Radiohead)の神
「要点」
「曲解説」
90年代末に「これまでの日本のロックアーティストとは明らかに異なる価値観・音楽的なバックグラウンドを持つアーティスト達」が多く登場したが、その中でもとりわけ音楽に対する造詣の深さを感じさせたのが、このくるりであった。 本作はそんな彼らのデビューアルバムなのだが、デビュー作品とは思えない渋さと哀愁を感じさせる内容となっている。 本作のサウンドのベースとなっているのは、ざっくり言うと90年代オルタナ・
「要点」
「曲解説」
轟音ギターサウンドが鳴り響くバンドだと思っていたのだが(もちろん轟音もある)、実際よく聴いてみるとニューウェイブ的な浮遊感やダークさを感じることができ、またソニックユース的な「斬新な響き」を持つチューニングやコード進行が面白い。 「5 Flying Cloud」で聴けるコード進行などはこれまで聴いたことがない類のものだ。J・マスシス(vo , g)の気怠く不思議な哀愁を持つ声とダークで浮遊感と壊れ
「要点」
「曲解説」
前作The Great Escapeをもって文字通りブリットポップムーブメントの狂騒から大逃走した彼らが90年代以降に影響を受けた音楽の要素を大胆に取り入れた本作。前作まではどこか窮屈そうであったグレアム・コクソン(g)のギターが面白い音を出しており彼ら独自の「ひねくれたポップソング」とグランジ・オルタナの壊れた質感が見事にマッチした作品になっている。 どっちつかずであった前作「The Great